ブラック企業からの転職録

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ビジネス・転職

今でこそこうやってブログなどを書いて、自分の思ってることを垂れ流しながら会社員として働いている私ですが、今から10年前にはひどい会社に勤めていて、とてもじゃないけれどブログどころか、趣味もプライベートもまったくない生活をしていました。

いわゆる『ブラック企業』というやつです。

…と言っても、労働状況はひどいものの給料はそこまでひどくなかった(というかよかった)ので、果たしてそれをブラック企業と言っていいものかはわかりませんが。

ただ、ひどい環境から抜け出すことができた、という意味では、脱ブラック企業なのだと思います。

そこで今回は、私が脱ブラックを果たしたポイントを紹介したいと思います。

私のいた『ブラック企業』とは

【ブラック企業な理由その1】無視・無関心じゃない、心底恨まれる仕事!

Giacomo ZanniによるPixabayからの画像

とある不動産関連の営業です。

資産運用がどうとか、年金代わりがどうとか(このあたりのワードでそこそこの予想もつくのではないでしょうか)をひたすら電話する仕事でした。

ただし、セールスをかけるリストはわずかの50〜100軒程度。

そんなリスト、正直1〜2時間程度でかけ終わってしまいます。

けれども、電話はかけ続けなければなりません。

何故ならすぐ目の前に上司がいるからです。

「すぐ次の電話かけろよ!」

「もう1回かけ直せ!」

「何度でもかけ直せ!」

そうです、ゾッとする話ですが、1つのリスト約50〜100軒の顧客に対して、1日中ひたすら電話し続けるのです。

しかもそのリストは半年ごとに他の営業担当者と交換されるだけで、ずっと変わることはありませんし、更新もほとんどありません。

顧客にとって見れば、ずっと同じ会社から、毎日営業の電話がかかってくるのです。

もう何度も顧客に怒鳴られたり、久しぶりに外勤に出れたときに立ち寄ると鎌を持って追いかけられたり、果ては警察を呼ばれたり、泣きながら「どうしてこんなこと(毎日何回も電話をかけてくること)してくるの?」と言われたこともあります。

まあ実は当時はそんなこと、全く意に介さなかったんですが。

新卒だったので、社会人ってそういうものだと思っていたんですよね。

【ブラック企業な理由その2】休みがない!

Free-PhotosによるPixabayからの画像

休日がないというのもあります。

月に1日くらいしか休みがありませんでしたので。

不動産関連なので、本来なら毎週水木が休みなはずなのです。

求人票では週休2日となっていますので。

ただ毎週木曜日は会社から買い取られているそうで(まあその分手当として入るのですが)、さらに水曜日も何かしら理由をつけて出勤させられていました(やれアポイントが全然取れてないだとか、実績が出てないのに休む気かとか、今月たくさん売ったんだからこの運気が続いている今の間にもう1軒取るぞとか…意味不明ですよね)

なので結局月に1日くらいしか休めないという。

しかも1日の勤務時間もまた長いこと。

朝7時には出勤して、会社を出るのが午前2〜3時でした。

あれ?自由な時間(風呂に入ってご飯を食べて寝る時間も含めて)4時間くらいしかないぞ?と。

それでも上司は言うんですよね。

「お前ら、月に1日も休みがあるんだからいいだろう!俺のときはそれすらなかったんだからな!」

さすが会社黎明期からいるおっさんたちは違いますね。

【ブラック企業な理由その3】管理職連中の狂気じみた洗脳

Jonny LindnerによるPixabayからの画像

前の項でも触れましたが、上司はことあるごとに「お前は恵まれている」「お前はこの会社以外では生きていけない」とひたすら連呼します。

正直周りがみんな新卒か、すでに狂信者と化している先輩しかいませんので、誰もそれを指摘することがないんですね。

彼らが言うには、

どの会社もこれくらい働いている

これくらい働いていないのは公務員くらいで、あんなのになるなら死んだほうがマシだ

お前はまだまだひよっこで、他の会社に行ったら役立たずだ

お前は会社の温情で生かされている

お前はこの「働かせてもらっている」恩を必死で死ぬまで会社に返さなければいけない

男はキャバクラに散財して一人前

男は警察に通報されて一人前

男は高いスーツと高級な外車を買って、高いマンションを買って一人前

仕事ができないやつは死ぬべき

お前は生きる価値がない

お前は死ぬべきだ

…こういった類の話を毎日、朝礼や終礼、営業の合間に怒鳴られたり、電話している横で囁かれたりするのです。

終礼もひどいものです…4〜5人のチームごとやるんですが、個室にこもって1〜2時間は怒鳴られます。

怒鳴られる理由も、アポイントが取れないからとか、契約が取れないからとかの他に、目が死んでいる、口が臭い、太っているといったところに飛び火して、最終的には顔がおかしいとか足が臭いとかで怒鳴られるようになります。

こうやってどんどん人の心を削っていき、何でも言いなりになる人形を育成していくんですね。

【ブラック企業な理由その4】プライベートに口を出してくる

pasja1000によるPixabayからの画像

当時付き合っている女性がいたのですが(今は結婚して妻ですが)、その彼女をとにかく罵ってきます。

「お前がいま成績悪いのは付き合っている彼女のせいだ。別れろ俺がいい女紹介してやる!」

いやね、むしろこんな状況な自分を見捨てないで付き合ってくれてた彼女にむしろ感謝ですよ。

それを、散々「使えない」とか「クズだ」とか、ちょっと冗談ではないですよね。

また他にも借金をさせたくてしょうがないようで、

「マンションを買え」「高級車を買え」とすごくうるさかったです。

契約が取れると1回の歩合がとてつもない業界だったので、「借金をしてもすぐに返せる!」と無理やりヤナセに連れて行かれたりもしました。

それ以外にはキャバクラや風俗にとにかく連れて行きたがったり、なぜか仕事が1時とか早め(早くはないですが)に終わったらチームみんなで岩盤浴に強制連行させられたりとか、とにかくプライベートの時間やお金を削りに来るのです。

ちなみに、同僚の1人は学生の頃から付き合っていた彼女と別れてしまいましたし、別の同僚はベンツを買わされていました。

無事借金を返せていればいいのですが。

正直なところ、他にもまだまだたくさんあります。

ガムテープで左手と受話器をぐるぐる巻にさせられて、とにかく電話以外何もできないようにさせられたりとか。

しかもそれが「素晴らしい取り組みをやっている!」と社内報で取り上げられたりとか。

インフルエンザで40度の熱を出して死にそうなのに点滴して会社来いと言われたりとか。

寝不足がひどくて事故を起こした際の車の修理代は会社の保険から出さないぞと言われたりとか(実際に自分で支払いました)。

営業電話の手が止まったときに「電話しろ」とハサミとかセロテープの台を投げつけられて怪我をしたりとか。

掘れば掘っただけ出てくるのですが、まずはこの辺で。

ここからはそんな自分が、どんなきっかけでどのように転職をしたのかを紹介します。

必要なのはとにかく一歩踏み出すこと!ブラック企業から転職を決意するまで

Linus SchützによるPixabayからの画像

といっても、きっかけはそんな大層なものではなかったと思います。

ただ休みの日にふらっと大型家電量販店に立ち寄ったときにふとパソコンコーナーを見て、

「あ、転職しよう。パソコン買おう」

となったんですよね。

実は私、新卒で就職する際にも、大多数と同じように就活サイトのようなものに複数登録して就職活動をしていまして、当時は父の事務所のパソコンでやっていたものですから、自分のパソコンはなかったんですよね。

電気屋さんでパソコンを見て、なんとなく「転職するにはパソコンだ」と思いたちその場で衝動買い。

すぐにネットに繋いで転職サイトに登録しました。

それから毎晩夜の2〜3時くらいからパソコンに向かって、せめて20分でも30分でもサイトを見る。

とにかく1日1軒どこかしら「ここいいなぁ〜」というところを見つける。

そして休みが取れそうな10日前くらいに一斉に応募するんです。

当時どうしても地元に帰ろうと思っていて(勤務していたのは地元から新幹線で2時間くらいの、まったく縁もゆかりもない土地でした)、休みの日に新幹線で地元に戻って、3〜4社くらい会社回ってくるつもりで面接の予定入れていたんですよね。

ちなみにその1回目の面接回りの時に、一番最初に受けた会社からその日の午後に「夕方もう1回来れる?」とお話をいただいて、そこで最終面接、採用となりました。

夕方面接を入れていた別な会社さん、すいません。

でもちゃんと面接に行けませんって電話はしましたけれど。

でも本当にあの時の行動力は、自分でも褒めてあげたいくらいです…パソコン買ってから、3週間しないで次の職場を決めちゃったので。

ともかく何よりも、1度やると決めたら何が何でもやってやる、という気持ちだったと思います。

ブラック企業からの転職録まとめ

以上、簡単ですが、私のブラック企業からの転職のお話でした。

もちろんこれよりもはるかにひどいブラック企業の話もよく聞きますし、本当に大変なところはこんなもんじゃない、というのはよく知っています。

ただそこから脱出するにあたって大事なことは、きっと一緒なのではないかと思います。

ちなみに、次に入社したその会社も色々とありまして4年で退社、今はもう少し条件のいいところで働いています。

転職がクセになるとどうしてもすぐに転職してしまって、どんどん条件が悪くなっていく、という話も聞きますが、今のところそういうことはないようです。

機会がありましたら、そのあたりもまた書いてみたいと思います。

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