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死神と悪魔と天使から言い寄られる!?異世界デスゲームに転送されてつらい2巻の感想と見どころ【ネタバレ】

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デスゲームに転送されてつらいという可愛い死神漫画の感想(ネタバレあり)です。作者は可愛い女の子とちょっと変態趣味が炸裂の水あさとさん、デンキ街のお本屋さんや阿波蓮さんははかれないなどの代表作がありますが、どれも男女の細かな心情の変化などを綺麗に描く作家さんです。

ちなみにデスゲームに転送されてつらいは現在月刊コミックフラッパーにて連載中、ちょうど先日2巻が出たばかりというところです。

ということで、今回はそんな異世界デスゲームに転送されてつらいについて、いろいろとネタバレ含む感想を紹介したいと思います。

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デスゲームに転送されてつらいってどんな作品か?

ブラック企業の氷見主任、死神に会う

竜のような化け物が空を飛び交う、中世の闘技場のような場所。

周囲には訳も分からず動揺する年齢も性別もバラバラな人たち。

サビ残、30連勤当たり前のブラック企業に勤める目つきの悪い男氷見(ひみ)は休憩中ふと「死にたい」とつぶやいたことで、そんな死神世界のデスゲームに転送されてしまいます。

どうやら「死にたい」と口にした人たちが転送され一気にここに集められたようです。

「さあ、シニガミゲームの始まりだ。武器を取れ…ルールはない…なんでもありだ。最後に残った1人だけもとの世界に返そう……口ごたえは許さぬ…」

「ルールはないなんでもアリなはずなのに、なんで口ごたえしたらダメなんですか?」

しかしこの目つきの悪い氷見という男、死神の世界で、死神を前にしても屁理屈ばかり、一切臆さず淡々をその粗を探して突っ込んでいき、ついには集められた人たちを解放、逆に死神を追い詰めてしまいます。

死神の名はメイ。まだまだ死神になりたての若い女の子だったのです。

結局その時は死神世界から返してもらった目つきの悪いブラック企業勤の男氷見ですが、そこから死神や、死神をとりまく様々な事柄や人たちと深く関わっていくことになるのです。

死神だけでなく悪魔や天使…様々な勢力に魂を狙われる氷見

どうやら死神の世界では、人々の魂をとるにあたり、死神と悪魔、そして天使がシェアを奪い合っている状況らしいのです。けれどもいまは規制が厳しく、死神が直接人間から魂を取るのは禁止されていてとのこと。そのため死ぬ間際に立会って魂を取るために、わざわざ死にたい人だけを1ヶ所に集めて殺し合いをさせて一気に魂を回収するのだとか。

…いや、「死にたい」ってつぶやいただけでそんなところに集められたらたまったもんじゃないですが。

また悪魔や天使たちも様々な方法で魂を回収しようとしているのですが、どうもこの氷見はそういったものに巻き込まれやすい体質なんでしょう。毎度巻き込まれ、その度に屁理屈や人脈を駆使して華麗にかわしていきます。しまいには死神、悪魔、天使と魂を糧として生きる3勢力全てに「特別調査案件」「相当な魂の持ち主」「危険人物」と目をつけられてしまい、向こうから積極的に関わってくるようになるのです。

それにしてもこの死神や悪魔や天使、みんな可愛いんですよね。側から見たら3人の美女に言い寄られているとしか思えません。

登場人物紹介

死神メイ

死神のメイの画像
異世界デスゲームに転送されてつらい2巻

新人の死神の女の子。初仕事のデスゲームで氷見を死神世界に入れてしまい邪魔されてしまって以降、デスゲームを開催するたびに氷見が入り込んでしまい毎回失敗してしまうことに。果ては上司から「特別調査案件」として調査するため、氷見の勤める会社に入社することを命じられてしまいます。

平日はブラック企業の会社員、休日は死神としてデスゲーム開催と、2足のわらじで健気に頑張っていますが、どちらの仕事も要領が悪くなかなかうまくいかない様子です。特に氷見の会社の課長のパワハラにはだいぶ参っているようで、もはやどっちがデスゲームなのか分からなくなっている感じです。

悪魔クマイ

悪魔クマイの画像
異世界デスゲームに転送されてつらい2巻

複数の人間を異世界に転送し、それぞれ転送された地域をシミュレーションゲームのように発展させつつ国を建てさせ、国同士争って死んだ者から魂を回収するという、非常に面倒くさい方法で魂を得ている悪魔です。ただし異世界への転送については多少ルール違反な方法を使っているよう。

成績は非常に優秀なようで、魂回収のノルマは早々に達成、余暇を使って気になっている氷見の会社に遊びで入社してしまいます。氷見の会社でもそつなく仕事をこなしていて、課長のパワハラにもまったく動じず、逆に労基や弁護士といったワードを使って黙らせてしまうほど。氷見に対しても1番ぐいぐいと迫っていきます。

天使モリエル

天使モリエルの画像
異世界デスゲームに転送されてつらい2巻

死神や悪魔と違って人々の「信仰」を集め回収することでノルマが達成となる天使に属しています。ただしその信仰の集め方はまるでネズミ講そのもので、健康にいい野菜や水、果ては「魂浄化装置」などといった怪しい神器を購入させて信仰を得ているようです。また死神や悪魔同様人々をおどろおどろしい地獄のような異世界に転送させ、「神を信じればこの世界から救われます」といったインチキも行なっています。

氷見と関わり信仰(お金)集めに失敗してからは信仰を集めるための装置(異世界転送の装置など)を買うこともできず、信仰集めに苦労している様子が見られていました。氷見に対しては恨み節ばかりでもなく、氷見のほかメイやクマイと一緒に鍋を囲んだり、バーベキューをしたりなどしています。

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デスゲームに転送されてつらい2巻の見どころ

美女たちに囲まれて羨ましい氷見

なんだかんだ言って上記3人に気に入られて(?)一緒に鍋を囲んだりバーベキューをしたりしています。しかもそのうち2人は氷見を追って同じ会社に入社するどころか、住まいも氷見の隣に引っ越してきて、人間の鍵などなんのそのという感じで朝っぱらから軽装で氷見の部屋に侵入してくるのです。

特に悪魔のクマイからは相当ぐいぐい来られているはずなのに、氷見が目つきの悪い表情を全く変えないのはなんとも面白いですね。

また天使のモリエルとも、なんだかんだ言って打ち解けている様子。メイやクマイはどちらかというと手のかかる後輩で、モリエルの方がは対等な付き合いといった感じに見えます(どちらにせよ氷見にとっては迷惑な人という感じなのでしょうが)。

またいつも氷見にお世話になっている後輩の存在も忘れてはいけません。メイやクマイが氷見の魂を狙っていることを勘違いして何かとくっつけようとしたり、場をセッティングしようとしたりしていましたが、それだけお節介を焼こうとするのもやっぱり氷見に気があったんでしょうね。

「自分が氷見さんのこと、もらっちゃってもいいですか?」

異世界デスゲームに転送されてつらい2巻

2巻の最後で酔いに任せてぽろっと言ってしまったようですが、翌日には「飲みすぎて途中から覚えてない」で通しているようです。

パワハラ課長へ制裁を!

個人的に1番スカッとした回です。

  • 仕事を教えるにしても「これをこんな感じで」などと要領の得ない言葉で説明
  • 分からないことは聞いてねと言いつつ、質問をすると「人に聞く前に少しは考えたら?若いのはこれだから」
  • マクロなどを使って計算すると、「手計算でないとダメ」
  • 自主残業を強要
  • 夜遅くに自分の仕事を押し付けて先に帰る
  • 高い昼食に誘って会計せずに逃げる(後輩に会計を押し付ける)

などなど、これでもかというくらいパワハラのモデルケースのような課長が登場します。

そんな課長へ報復を誓うメイ。

今まで死神の仕事をするにもあまりぱっとしなかったメイが、最大限死神の力を使って課長を死神世界へ誘い、恐怖のどん底まで陥れます。

最終的には殺しはしませんでしたが、課長も随分参ってしまったよう。こういうの、結構誰もが夢見るようなシチュエーションだと思います。

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死神と悪魔と天使から言い寄られる!?異世界デスゲームに転送されてつらい2巻の感想と見どころ【ネタバレ】

以上簡単ですが、デスゲームに転送されてつらいについて紹介してみました。

メイたちもとても可愛いですが、舞台がブラック企業ということもあってそっち方面のネタも私にとっては結構ツボなんですよね。あー、あるある、みたいな。

また死神世界や悪魔世界の事情などもだいぶ新鮮です。「安全・安心・安楽がモットーの死神の会社」って…しかも死神が魂を取るのにも規制が厳しくなってきて…って、まるでどこぞの業界かっ!って感じです。

ところでタイトルの異世界デスゲームに転送されてつらいって、きっとデスゲームに転送された氷見のことではなくて、現実というデスゲームに転送された死神のメイのことなんでしょうね。なんとも現実を皮肉っているというか…

ともかく、次巻も楽しみにしたいと思います。

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