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青のオーケストラの小桜ハルは青野や佐伯も超えるか?音楽も恋も成長著しい軌跡を原作漫画の画像とともに追っていく

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約束はちゃんと覚えているよ!

オーケストラ部内のオーディション前。自信がないと珍しく弱音を吐く秋音律子に対して、小桜ハルは秋音を勇気づけます。

ちょっと前に秋音と本音をいろいろ話せたことで、少しだけ秋音に対して一歩深く踏み込めるようになっているのかもしれません。これまではきっと「大丈夫だよがんばろう」くらいで終わってたんじゃないでしょうかね。

凛々しい

オーディション前の練習の風景です。小桜ハルはかなり気合が入っています。それと、小桜の演奏の姿はなんだかとっても美しいですよね。普段はどこか自信なさそうなのに、演奏になると途端に顔が変わるのです。なんというか、オーラが出ている感じです。

青野一や佐伯直もオーラはバシバシ出ていますけれど、2人はどちらかというと攻撃タイプのオーラな感じがするんですよね。近づいてきた敵をいちいち叩き落しちゃうような、そんなオーラです。それに対して小桜のオーラは、バフをかけてくれるようなオーラな感じがするのです。このオーラを受けた人がみんな背筋ピンとなって、一斉に相手に突撃するような、そんな王女様のオーラというか(別に変なイイの王女様ではない)。

まあ一言で言うと、凛々しいってことです。

家での練習風景

家ではバイオリンにヘッドホンをつなげて、外に音が漏れないようにしているようです。こういう楽器あるんですね。ヘッドホンにつなげられるのって、エレキギターとかそういうのだけかと思っていました。

まあ青野一のように自宅に防音設備を作ってあるならまだしも、普通の家庭では夜にバイオリンは弾けないですよね

実力差を知ってへこむ小桜ハル

いつも青野一の隣で練習している佐伯直とたまたま一緒に練習する機会があって、デュオしたのですけれど、その時の佐伯の演奏がなんだかとっても凄すぎたようです。

小桜ハルは正直なところ、佐伯に嫉妬していたと語っていました(心の中でですけれど)。そして自分がもっと実力をつければ青野の隣に並ぶことができる、そう思っていたわけです。けれどもその思いは、佐伯と二重奏をすることで木っ端微塵に吹き飛んだようでした。自分は練習をがんばっている、バイオリンをがんばっている、そのつもりだったのが、そもそもがんばっている「つもり」ではダメなんだと痛感させられたのです。

ただ1つだけ。全然別なことですけれど。これまで小桜は秋音に「何かあった?」とか「大丈夫?」とか聞かれると反射的に「大丈夫」と応えてしまうところがありました。けれども今回は、ちゃんと様子がおかしい理由を秋音に話しましたし、何なら「正直言います!……今私、ものすごく凹んでます!」と慰めを要望するような発言をしたりしていました。とってもいい傾向だと思うんですよね。

声をかけれてなくてへこむ

青野のお母さんが入院してしまい、少しの間部活に来れなかった青野をみんながちやほやする中、小桜ハルだけは未だ声をかけられずにいました。タイミングが悪かったり、先輩にちやほやされているところに強引に突っ込んで声をかけることがはばかられたりと、うまく声をかけれなかったのです。

で、しゅんとなっているわけです。なんかこういうの本当に恋する乙女って感じですねえ。

浴衣を褒められて赤面

青野一、佐伯直、山田一郎、秋音律子と一緒に夏祭りに行った小桜ハル。青野に浴衣の金魚について言及され、まあ要は好きな人に浴衣を気にしてもらえて真っ赤になっちゃったというわけです。

それにしても青野は、小桜がこんだけ分かりやすく青野のことが好きなのに、気づかない者なんでしょうかね。またそばにいる秋音も同じく、気づかないものなんでしょうかね。佐伯は分かりませんけれど、山田なんかはもう気づいていそうですけれど。

思い出の金魚

一緒に夏祭りで遊べた、浴衣についてコメントしてくれた、きっと小桜ハルにとってはとてもいい夏祭りだったのでしょう。そしてその思い出は、きっとこの金魚とともにある感じなのではないでしょうか。きっとこれから金魚を見るたびにこの時の気持ちを思い出すんだと思います。

ただ残念なことに、小桜の家では猫を飼っているんですよね。まあ猫がいるところで金魚なんか買ったら、あっという間に水槽破壊されたり転がされたりして、金魚の命はないでしょうね。そのことを秋音に指摘されて、小桜はだいぶがーんって顔してました。とっても楽しみにしていたのに、なんだか残念ですよね。

結局金魚は秋音に渡すことになってしまいました。

元気づけてくれる

定期演奏会当日、緊張する秋音律子に優しく肩をたたいてあげる小桜ハル。自分も緊張しているはずなのに、友だちが緊張しているのを見て気にかけてあげるの、本当にいい子なんですよねえ。

で、秋音からのお返しがこちら。こうやってお互い励まし合っているの本当に好き。

青野一と一緒に演奏

定期演奏会では何曲か演奏するわけですけれど、そのうちの1つ、くるみ割り人形の演目で、小桜ハルは青野一の隣で演奏することになりました。かつて憧れて、一緒に演奏しようという言葉を胸にずっとがんばって来た小桜にとって、結構これは感慨深いものだったんじゃないでしょうかね。

ちょっと嬉しそうで、なんかこの小桜の視線が好きです。

好きな演目

くるみ割り人形、小桜ハルはとっても好きなんだそうです。もともと好きだったというのもあるでしょうけれど、それに加えて町井先輩との思い出もあります。

「可愛らしいんだけど、でもどこか品がある感じ」

憧れの町井先輩から「小桜さんのイメージ」とくるみ割り人形のイメージと重ねてもらえたことも、自信につながった要因だったかなと思います。

自信がついたことで、今まで苦手だった力強い演奏も、できるようになったってことなんでしょうね。

一瞬吹いた風が、うつむく私に顔を上げさせた、そんなイメージとのこと。曲のイメージとか自分の感情とかを観客に届けます。

もともととっても感情豊かで、繊細で、敏感なんだろうなあと思います。中学時代はいじめもあって、そういうのがみんな悪い方向に働いてしまっていたのだと思いますけれど、それが高校に入って友達とか、先輩とか、恋とか、そういうので今までよりもずっと前向きになれたんだなあと思うと、とっても感慨深いです。

猫と戯れる小桜ハル

家でも猫を飼っているみたいですけれど、本当に猫が好きなんですね。

定期演奏会が終わって2日後、秋音律子とパフェを食べに行くときのシーンです。

自分でも自覚ある

たまたま青野一と会って、青野から「変わったね」と言われて喜ぶ小桜ハル。きっと自分自身でも、変わったことを自覚しているんでしょうね。自分でもなにか実感があるんでしょう。だからこそ、ほかに人に指摘されて嬉しくなったんだと思います。それが好きな人から言われたというのだから、なおさらなんじゃないでしょうか。

「ちょっと自信がついたの。自分たちの演奏を聞いて、こんなにたくさん喜んでくれる人がいるんだってわかったから」

こうやって自分の変化を口に出していえるっていうのも、小桜の変化の1つでしょうね。

色っぽい

「青野君のおかげでもあるんだよ」

「俺、何かしたっけ?」

「秘密」

これでキュンと来ない方がおかしいです。

さて、小桜はずっと小さいころから青野一と一緒に演奏するのを楽しみにしていました。それを支えに頑張って来たともいえるんじゃないでしょうか。今回の定期演奏会では、それがかなったわけですよね。青野の隣に並べたとか、なんかそういうのが、本人的にとっても大きいんだと思います。

あこがれの人

借り物競争。あこがれの人とはまたドキッとする内容ですね。きっと青野一が第一に思い浮かんだんじゃないでしょうか。この後とっさに部活の先輩を連れてくるあたりはさすがとしか言いようがありません。

自分も大声で応援したい

組が違うためおおっぴらに青野一を応援できない小桜ハル。それに引き換え秋音律子は組みが同じなため、堂々と声を上げて応援します。きっととてもうらやましいんだと思います。

気になる

なかなか聞きずらい話だとは思うのですけれど、そのあたりバッサリ斬り込む当たり、結構勇気ありますよね。これに対して青野一が「秋音はアンカーだと思うよ」とリレーの話で返すのがもう、なろう系鈍感主人公そのまんまで、ちょっとイラっとしてしまいます。

夢です。けれどもそんな夢を見てしまうくらい、気持ちが追いかけてくるんでしょうねえ。

原因は、その前の晩にいろいろと調べたからでした。部活にて、表現の幅として出てきた「妖しさ」という言葉について。人を惑わせる美しさとか、色っぽさとか、官能的とか、なまめかしいとか。いろいろと妄想をかきたてられるような単語がたくさん出てきますからね。

それにしても、こういったキーワードについて、

「どれも刺激的過ぎて……どれも私にはないものばかりだった」

なんて独白していましたけれど、ぶっちゃけ青のオーケストラの中で一番色っぽいと思うんですけどね。

もやもや

秋音律子と2人で話していたところ、秋音だけが青野に呼ばれてなんだか楽しそうに話をしているところを、小桜ハルが無表情で眺めるシーンです。しかも秋音が戻って来てからどんな話をしていたのか聞いても、「大したことじゃないよ」と返されてしまって、それ以上聞けなくなっちゃったじゃないですか。

秋音にとっては大したことじゃなくても、小桜にとっては大事です。表情ちゃんと描かれていなかったですけれど、どんな顔しているんでしょうね。気になります。

ばれてる

青野一を好きなことがばれてて、なんかすごく動揺してるところです。けれどもなんで知っているのかを聞こうとして、タイミングがうまく合わなくて聞くことができなくて、だいぶ長い時間もやもやしてい過ごしていました。

どうやら過去に2人で相合傘しながら帰っていったのを見てたようですね。

親友には話せないこと

自分の気持ちが親友の秋音律子に気づかれているんじゃないか。秋音は青野一のことをどう思っているのか。青野のことが好きならば、自分も同じ人のことを好きなことを話したらどうなってしまうのか。秋音が青野のことを好きだと自覚していないならば、自分がその話をすることで自覚してしまったらどうすればよいか。などなど。

ただとにかく秋音とはいい関係でいたい。だから踏み込めない。そんな小桜ハルの葛藤のシーンです。

町井先輩

むしろ町井先輩の方がいろいろと気を許せる相手かもしれません。青野一には緊張してしまって、秋音律子には本音を話せない。けれども町井先輩は、小桜ハルの恋愛事情をある程度知っていて、静かに見守ってくれていますから。

町井先輩、自分だけ一方的に小桜の好きな人を知っているのはフェアじゃないと思ったんでしょうかね。小桜に自分の好きな人を告白してしまいます。お互い秘密を共有した感じで、より2人の仲が深まりました。

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成長する小桜ハル

コンサートに向けての気づき、そしてその後の世界コンクールへの向き合い方で、小桜ハルはさらに大きく成長していきます。それは単に演奏に対する向き合い方だけでなくて、音楽に対する向き合い方とか、好きな人への向き合い方とか、そして親友に対する向き合い方とか、その辺のぜんぶひっくるめてだと思います。

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